株式会社アイケンジャパン
中島厚己と
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2015年07月08日 中島 厚己
博多の夏といえば、やはり「博多祇園山笠」です。
あまりご存じない方へ、簡単にお話しします。
大分県出身の私は、博多に住み着いて30年になります。
が、恥ずかしながら、今までに追い山を見に行った事が一度もありません。
毎年行こうと思っても、眠さに負けてしまいます。
ですから、もっぱらテレビ中継にかじりつきです。
7月15日、早朝4時59分に一番山が大太鼓の合図と共に
{櫛田入り}してスタートします。
一番山のみ「博多祝い唄」を奉納した後、博多の街へ。
約4キロ先の廻り止めを目指します。
その後、七つの各流れが5分おきに{櫛田入り}タイムを競います。
4キロ先の合計タイムも競いますから、各流れの意地のぶつかり合いが見物。
又、7月1日からは福岡市内の主な場所に14か所の飾り山が奉納されています。
高さが10メートル程の豪華絢爛な山。
こちらも各人形師の方の腕の見せ所なので、必見。
その中の一つの川端通商店街の飾り山だけは、追い山のラストに
8番目の山として、櫛田入りします。迫力満点です。
豆知識として
1、毎年、山のぼせの男衆は、1か月間ほとんど仕事をしません。
それが許されるところに、博多商人の心意気を感じます。
2、山笠期間中は、キュウリを食べてはいけません。
切り口が、山笠の祭神である素戔嗚尊の神紋に似ているからです。
3、まずは、赤てのごい(手拭い)を目指します。
山笠を舁く男衆としての名誉です。
4、台上がりと言って、山台に上がり赤い鉄砲袋で山の進む方向を示します。
男衆の憧れです。
5、ふんどし姿と見間違えますが、
締め込み姿に水法被です。くれぐれもお間違えの無いよう。
6、追い山の山笠は、約1トンあります。
車輪もないので、完全に担がなければ進みません。
各山によって、舁き方に微妙な違いがあります。
7、奉納が終わった山は、各町内まで舁き、その場で男衆によって
山崩しと言って、バラバラに壊され各家に持ち帰ります。
1年間の無病息災のご利益があります。
8、山笠は現在の博多区の櫛田神社を中心とした祭り。
ですから、7月13日の集団山見せの時、那珂川を超え中央区天神へ山が渡るとき
{ 福岡入り }といいます。
何度見ても、鳥肌物の山笠。
お時間許す方は、ぜひ一度見に来てください。
無理であれば、私のように朝4時50分に目覚ましをセット。
テレビ中継でも充分楽しめます。
ではこの辺で。