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株式会社アイケンジャパン 代表取締役社長 中島 厚己

2015年01月27日 中島 厚己

区分所有型投資用マンションについて

先日、東京にてセミナーを開催させて頂きました。大変好評頂きましたので、今後も定期的に開催しようと考えております。

 

終了後、座談会の場で、お客様より質問を受けたのが、投資用のマンションを2部屋所有しているとの事。その場で「どう思われますか?」との質問を受けました。

私は、大変申し上げにくいのですが、デメリットを話させて頂きました。

と言う事で、今回はメリットと合わせて、比較してみます。

 

まずはメリットについて・・・

 

1、未経験者にとっては少額の自己資金で比較的気軽に投資が可能

 

2、借入金額も小額から始められる

 

3、毎年の確定申告にて、損益通算し所得税の還付を受けられる

 

4、・・・・・・・

 

次にデメリットについて・・・

 

1、管理費の他に修繕積立金などの毎月の費用が掛かる

 

2、毎年損益通算できる時点で赤字を覚悟

 

3、1棟ごとに、何十何百室ものライバルがいると言う事

 

4、中古市場で売買すると部屋ごとに管理会社が変わるケースが有る

(どんな入居者が入ってくるのか把握できない)

 

5、一人の所有者が、安い家賃で募集すると全体が影響を受けやすい

 

6、他の部屋で、事件事故が起きると全体に影響する恐れあり

 

7、退去すると次の入居者が決まるまで収入がゼロ。支払いは待ってくれない

 

8、箱物の権利の為(土地が無い)、基本的に古くなる程価格が下がる傾向

 

9、毎年赤字なので、仕事を辞めると支払が出来なくなることも

 

10、売れば損切りを覚悟

 

11、区分所有の借り入れが重たすぎてアパート融資が承認されない

 

等々・・・

 

本日、某金融機関の支店長とゴルフをご一緒させて頂きました。

そこで、どう思うか個人的な意見を聞かせてもらうと・・・

私とほぼ同じ意見でした。

 

「定年したら支払いはどうするんでしょうかね?大切な退職金を充てるのでしょうか・・・」との事。

 

よくよく検討する必要があるのでは・・・。

 

余談ですが、そのマンション投資での失敗や、赤字補填がきっかけで、アパート経営に興味を持って頂く方が、非常に多いのも現実です。

 

今回はこの辺で。

 

 

 

 

 

 

 

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