株式会社アイケンジャパン
中島厚己と
堅実な仲間たち
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2015年02月12日 中島 厚己
アパートを建てるためにはまずは、地盤調査をしなければなりません。
結果によっては、地盤改良や、時には杭工事をしなければならないこともあります。
このように、昔に比べ地盤に厳しくなった現在は、布基礎(土台が乗る部分のみ線で支える工法。20~30年前位迄主流)から、べた基礎(コンクリートの底板の上に立ち上がりを造る工法)に変わりました。
不動沈下等改善されるメリットの他、比較して、シロアリの被害も減るといわれます。(床下に土が露出していない為)
躯体工事については、在来工法の他に、ツーバイフォーやプレハブ工法等有りますが、アパート建設では一番多い在来工法について、簡単に書きます。
材木にはグリーン材とKD材の2種類あります。
グリーン材とは、山から切り出して生木の状態で加工したもの、KD材は大きめに加工し、人口乾燥させた後、歪等を削り再加工するもの。
当然KD材の方が高くなりますが、特に柱や梁などの主要構造部には、KD材をお勧めします。
次にフロア工事ですが、根太の上にコンパネを張る根太工法と、最近では根太が無い根太レス工法が多くなりました。
梁や土台に直接構造用合板を張っていく工法で、現場の大工さんは棟上げと同時に床が出来るので、コストアップにはなりますが、安全面、作業面で助かります。
合板の厚みは24mm以上、梁、土台のピッチは1000mm以内とされ、火打梁(梁と桁等を三角形に留める梁、ねじれ防止の為)を省略できます。
根太工法(奥に見えるのが火打梁)
根太レス工法(火打梁は省略。弊社は900ピッチで梁を入れます)
構造用合板(ねじれ等に強い)
次に石膏ボード貼工事の話です。
大工さんの仕事はこのボード貼がかなりのウエイトを占めます。そしてその分仕事が粗くなりすい工事と言えます。クロスを貼れば隠れてしまいますし、現場の工期が遅れている場合などは、特に要注意です。
ボードの隙間が空きすぎたりしても、クロス工事の時にパテで補修するからいいだろうとなるようです。
又、ボードごみを減らそうと、ロス部分も使用しパテだらけという場合があります。
貼り方はタッカー(ホッチキスの大きいもの)で留める方法と、ビスで留める方法が有りますが、天井部分など特に、ビス留をお勧めします。落ちないとは思いますが・・・。2~3年後に歪が現れたりという事は無きにしも非ず。
又、石膏なので、角がもろい所が有りますから、出来ればクロスを張る前にコーナーを取り付ける事をお勧めします。
仕上がりもシャープになります。
以上、最近の建物は、以前より検査が厳しいので、基礎や躯体などそれほど心配しなくても良いと思いますが、ボード貼は、施工会社の性格が出ると思います。
ですから、そこをチェックすれば、どんな仕事をしているか全体が見えてくるといえるのではないでしょうか。
お時間があれば是非現場に行かれ、確認してください。それから、隠れてしまう床下もゴミが無いか、現場が掃除してあるか、等・・・。大切な財産となる訳ですから。
弊社は、サイディング編の時同様に、後々、メンテナンス費用が掛からないように、こだわった仕事を心がけております。
ではこの辺で。