株式会社アイケンジャパン
中島厚己と
堅実な仲間たち
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2015年10月22日 中島 厚己
アパート経営をするうえで、殆どの方は金融機関からの借り入れを行い
スタートする訳ですが、そこには当然金利が付き物。
毎月の事ですから、少しでも低い金利で借り入れしたいものです。
ですが、例えば今の金利が高いからと言って、他の金融機関へ、
簡単に借り換えるのは、利口だとは言えません。
何故なら、融資のご担当者は当初、承認を取るために、
苦労して稟議書を作成したかもしれません。
場合によっては、上席の方も一緒に交渉してくれたかもしれません。
それなのに、1~3年で、又は5年後でも他行へ借り換えてしまえば、
関係性が悪くなり、次の融資が厳しくなったりします。
意外と軽く考えがちですが、銀行員の方と言えども人の子ということです。
確かにどの金融機関も、新規融資は厳しくて、
借り換え案件は、審査が甘い傾向はあるように思います。
ですから、他行から「低金利で借り換えませんか?」との提案を頂いたら
まずは、その同じ低い金利にできないのか、借入先の金融機関へ交渉しましょう。
金融機関のご担当者は、オーナー様からの交渉や相談が無い 事後報告を嫌います。
同じ金利まで下がれば、儲けもの。同じではなくても幾らかでも下がれば
登記からやりかえる経費を考えれば、安くつくかもしれません。
まったく話に乗って来なければ、筋を通したうえでやむを得ず借り換えとなります。
又、他行からの提案がない場合でも、抜け駆けと思われないよう、
最初は借入先へ金利交渉しましょう。
その後、他行とも交渉するならばその事を必ず報告しましょう。
又、何でも程度の問題は付き物です。あまり駆け引きしすぎないように。
それから、あまりにも厳しすぎる金利交渉も考え物です。
気持ちは良く分かりますが・・・・。
それから、忘れてはならないのが入居率。
融資したアパートの入居率が悪いと、2棟目以降の案件に
悪影響を及ぼします。
金融機関は、必ず毎年、オーナー様の確定申告書を確認します。
そこで、問題なくアパート経営ができているのかをチェックされます。
もしも、空室が多ければ、それに足を引っ張られ次の融資を受けられないことが
多々あります。それは他行に出しても同じ事。
ですから、入居率は大切なポイントなのです。
堅実なアパート経営を、永く? そして、何棟も行おうとすれば、
金融機関との、良好な信頼関係を築く事が大切。
それには、目先だけに走らず、トータルでバランスを考えたお付き合いが懸命です。
次回は、土地についてのお話しです。
ではこの辺で。