株式会社アイケンジャパン
中島厚己と
堅実な仲間たち
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2015年03月04日 中島 厚己
アパートを建設するうえで忘れてならないのが、現場の工程監理と安全対策です。
大切な財産になるのですから、突貫工事では困りますし、ましてや現場で死亡事故など、起こされてはたまったものではありません。
という事でそれぞれ確認しましょう。
工程監理
アパートを建てる前に まず行わなければならないのが、建築確認申請。
都市により条例が違い、事前協議に1か月を要したり、3階建てでは、構造計算に2~3ヶ月を要したりしますが、確認を申請したら約3週間で許可が下ります。
当然ですが、許可なく現場はスタートできません。
地盤調査を行い、結果によっては改良工事等を終え、いよいよ建築開始となる訳ですが、どれくらいの工期を必要とするか、気になるところです。
業者によって違いますが、弊社の場合で説明させていただきます。
平均的な6世帯で見てみましょう。
基礎工事に約2週間、上棟から足場撤去までが約3ヶ月、外構工事で約10日、という事で、着工から引き渡しまで合わせて4ケ月前後といったところです。
4世帯なら3ヶ月半、8世帯なら4か月半程、工期を頂きます。
同業他社に比べれば、弊社の工期は1カ月ほど長いと思います。
一つには、近隣対策上 止むを得ないところもあります。
正直な話、自宅の隣にアパートが建って喜ぶ人はいません。
ですから、現場に対して、工事時間の厳守や日祝の工事は行わない事等、いろんな厳しい注文が来ます。
出来る限り添う様に指示しているので、どうしても長くなるのは止むを得ません。
そういった、注文や工程の調整を月に1度の工程会議の席で周知徹底しています。
一現場毎に、いろんな業者が関わりますので、集まって情報を共有する必要があります。
そして、その場で近隣の方への挨拶の徹底や、周辺の掃除もするように指示します。
近隣の方と出来る限り良好な関係を創ることに努力し、完成後オーナー様が、現場に行かれても、嫌味を言われる事の無いよう心がけております。
只、弊社のアパートは、通路階段が隣地側に露出しない創りなので、上から見下ろされたり、たばこやごみの投げ捨てなどの苦情はありませんし、バルコニーの向きや、窓の位置も考慮したうえで、最良の図面を書きますので、比較的安心して頂けていると思います。
又、もう一つには、戸建てを建てているつもりで、自分の現場にプライドを持てる職人さんに、お願いしていることも工期が長くなる大きな要因です。
職人さんたちは、「自分の手がけた作品に、誇りを持てる仕事をしたいから」と言って頂けます。
先日は、オーナー様から「パーフェクト」と言って頂けました。
とても嬉しくまた頑張ろうという気持ちになりました。
安全対策
弊社では、定期的に、現場毎に安全対策をきちんと行っているか巡回指導しています。
そして年に1度 安全大会を開催し、現場での安全意識の再確認を行い気を引き締めます。
昨年の写真です(毎年6月に開催します。合併前ですので、アイケン建設の横断幕です)
事故を起こそうと思って起こす方はいません。
何気ない毎日の作業の延長線上に、待ち受けているのです。
そこには油断や慢心が潜んでおり、起こるべくして起こると言っても過言ではありません。
現場を綺麗に片づけていれば転ばなかったのに、又は仮の手すりを創っていれば落ちなかったのに、といった事での事故が、この業界は多く問題視されています。
万一、現場で死亡事故等が起これば、お客様にも迷惑をおかけするだけでなく、その家族が不幸のどん底に突き落とされます。
絶対にその様なことが起きないように、心を鬼にしてでも口うるさく現場に注意し、徹底させていくつもりです。
そして、滞りなく完成させ、お引き渡しをし、またオーナー様に喜んで頂くために。
ではこの辺で。