大きなシンガポール
2024年07月04日 中島 厚己
毎日ジメジメした蒸暑い日が続いておりますが
皆様如何お過ごしでしょうか?
中島でございます。
最近、色んな記事を目にする度に、考えを改めなおす
ことがあります。
失われていなかった30年。
もう少し言うと、アメリカにより失われてはいたが、
タダでは起き上がらない、したたかさを秘め
アメリカにより再びチャンスが巡って来たのを機に
唯一無二の国として再び立ちあがろうとしている国、日本。
最近でこそ物価の上昇が著しいですが、
世界的に見れば、30年の間に3周遅れ。
ではその間、何もしていなかったかというと
そうではなくて、たまたまかもしれませんが、
日本人としての文化的価値を磨き続け、
世界から称賛される様になっています。
マナーアップ日本。
おもてなしの国日本。
暴動が起きない奇跡の国日本。
知らず知らずのうちに、きちんと列に並ぶ様になり
電車の中では携帯電話で話さない、会話も小声。
トイレも磨かれ、ウォシュレットは当たり前
街を歩けばゴミ一つ落ちていない、
親切で礼儀正しく清潔な国、日本。
昭和の時代と比べても、全てにおいて確実にレベルアップ
しています。
しかも治安も良ければ、食べ物も美味しいとくれば
世界から賞賛を受けるのも頷けます。
SNSの発達も原因の一つだと思いますが
円安により旅行客が増え、日本という国を体験する人が世界中で
増えたのも要因に挙げられると思います。
逆に、日本人の海外留学が減っているのも、このあたりの色んな要因が
関係しているのかもしれません。
少しずつ気づき始めているのかも、日本人である事の奇跡を。
我々にとっては当たり前の日常が、世界から見れば
あり得ない事として映っている事を認識し、
自信と誇りを取り戻す時が来たのかもしれません。
この特質した日本独自の文化は素晴らしい武器になるのではないでしょうか。
観光立国宣言をして数年経ちますが、まさしく数字が物語っていますし、
最近の株価を見ても期待の高さがうかがえます。
中国の影響が皮肉にも、日本へはプラスに働いている現状は
冒頭にも書きましたが、アメリカの戦略だと考えます。
関係が冷えた中国から日本へシフトしようとしているのでは。
その為の円安も容認。
こういうと、全てアメリカの戦略の上で動かされている様に感じますが、それで結構。
我々はその上で、上に書いた様な唯一無二の付加価値をプラスする事で
日本にお金が集まります。
いわば大きなシンガポールの様な国になる事が出来ると思います。
それだけのポテンシャルが今の日本には備わっている様に感じます。
そして将来、国は社会保障改革、企業は賃金の大幅アップを目指し、
国民は全てを国や企業に頼るのではなく、シンガポール人の様に
貯蓄から投資へとシフトし、自分の収入は自分で増やすといった
意識改革を行うことも必要です。
将来を悲観ばかりするのではなく、
時にはポジティブに捉えても良さそうです。
ではこの辺で。